仕事でミスした・・・気持ちの切り替えが下手で、他の仕事にも支障が出てしまう・・・。仕事で失敗してもすぐに気持ちを切り替えられるようになりたい。
仕事でミスしたら凹みますよね。
でもくよくよしていたらメンタルも時間も消耗していくだけです。
そこで今回は、仕事で失敗した時の切り替え方を4つ紹介します。
仕事で失敗した時の切り替え方
仕事で失敗した時の切り替え方は次の4つです。
仕事で失敗したときの切り替え方
- 失敗を重く考えすぎない
- 良い勉強ができたと捉える
- 逆に胸を張る
- 会社以外のコミュニティを思い浮かべる
それぞれ詳しく解説していきます。
切り替え方1:失敗を重く考えすぎない
まず心得ておきたいのが、いち会社員が起こした失敗程度で会社が傾く、なんてことは絶対ないということ。 逆にそんなことで傾く会社は元々結構やばいです。
しかも日系企業に勤める人であれば、何度失敗をしたって、どんな大きな失敗をしたって、クビになることはありません。
でも、失敗したことで「あいつは仕事ができないやつだ」と思われたら嫌だ・・・
大丈夫。今後の頑張り・結果次第で評価なんてどうとでも変わります。
また、「あいつは仕事ができないやつだ」と思った人たちは5年後、10年後、まだあなたの近くにいるでしょうか。 5年・10年のスパンであれば、人事異動などで組織の人員構成は大きく変わりますよね。 その人たちがいなくなった時に、その時に「仕事ができるやつだ」と周りから思われるように、今から準備していけば良いんです。
そもそも、人は失敗をするもの。
人の失敗を想定して、リカバリーできる体制や仕組みを整えていないのは組織の問題でもあると思います。
以上を踏まえると、失敗ってそんな落ち込むものじゃないと思いませんか。
ただとはいえ、今後失敗ばっかりで良いかというとそんなわけはないですよね。切り替え方2では失敗を自分の糧にする方法を述べます。
切り替え方2:良い勉強ができたと捉える
失敗をした人にしかわからない学びがあります。
失敗をした時の恐怖、焦り。これらの感情を伴った実体験からくるリアルな学びは、他者の失敗談を聞いただけとは一線を画すものになります。
失敗を今後の行動に反映させよう
失敗経験を基に、
- 何で失敗をしてしまったのか
- どうすれば失敗を防げるのか
を考えるんです。
考えた対策を自分の行動指針に反映すれば、失敗は減っていくはずです。
他者も起こし得る失敗かを考えよう
さらに考えたいのは、その失敗は他の人にも起こり得るものなのかどうか。
自分だけでなく、その失敗が他の人も起こし得るものなのであれば、自分が考えた対策をみんなに提案すれば、社内全体での失敗防止につなげることができます。
失敗を起こしたことが逆に自分の評価を上げることにつながるかもしません。
言うなれば雨降って地固まる戦法です。
ここまでできれば、その失敗はあなたにとって必要だったんだ、良い勉強になったと考えることができますね。 この頃には、自然と失敗をした時の気持ちも切り替えられているはずです。
切り替え方3:逆に胸を張る
特に失敗が多い人にこの切り替え方は有効です。
ここで今更ですが、「失敗をする」とは何でしょうか?
定義は色々あると思いますが、失敗を端的に表すと
自分が起こした行動の結果 ≠ 求められる結果
と表現できます。
つまり失敗は何かしら行動を起こさないと発生しないということ。「行動」は「挑戦」と言い換えることもできますね。
つまり失敗をする時は、必ず何かしらの「挑戦」をしているといえます。
あなたの会社を見渡してみましょう。
会社に何人「挑戦」している人がいますか?
日々のルーチンワークをこなすだけだったり、社内の部署や誰某を批評してばっかりだったりする人は、それは失敗しなくて当たり前でしょう。
この人は失敗を全然しないな、という人は逆に疑った方が良いと思います。ただ挑戦していないだけの可能性も高いのでは。
会社員としてやる以上、小さなことでも良いからたくさん「挑戦」できた方が絶対に良いです。
失敗をした数=挑戦した数。
失敗は挑戦する人だけに訪れます。自分はそれだけ挑戦したんだと気づき、そして胸を張りましょう。
切り替え方4:会社以外のコミュニティを思い浮かべる
失敗をした時はどうしても視野が狭くなり、会社が世界の全てと考えてしまいがち。
だからこそ失敗して落ち込んだら、会社以外のコミュニティを思い浮かべることをオススメします。
会社以外のコミュニティとは、例えば学生時代の友達とか、家族とか、何でも良いです。とにかく、会社以外にも自分の世界があるんだと思い出すことが大事。友達や家族との楽しかった思い出を振り返ってみましょう。この機会に連絡を取ってみても良いと思います。
「ああ、自分は一人じゃないんだ」と。
そう思えれば、自然と失敗した時の落ち込んだ気持ちは晴れるはず。
おまけ:失敗をして立ち直りたい時にオススメの本
ここで、失敗をして落ち込んでいる時に前向きになれるオススメの本を紹介しておきます。
オススメ本は、「俺たちの戦力外通告」です。
戦力外通告、いわゆるクビになったプロ野球選手が前を向いて歩いていく姿を描いた良書。
【書評】俺たちの「戦力外通告」もはやこれはビジネス書だ。で書評をしていますので、少し気になる人は読んでみてください。
自分の失敗はなんてちっぽけなんだ、と気付かされ、さらに選手達の前向きな姿に勇気をもらえます。
失敗を未然に防ぐ方法
ここまでは失敗をした時の切り替え方法を語ってきましたが、やっぱり失敗はしたくない。
その気持ちはみんな同じなはず。
次に失敗を未然に防ぐための方法を解説していきます。
失敗を防ぐ方法は次の通り。
失敗を未然に防ぐ方法
- 失敗しない仕組みを作る
- 時間に余裕を持つ
- 第三者に事前確認をしてもらう
- 手入力をしない
それぞれ詳しく解説していきます。
失敗をしない仕組みを作る
人間なんだから、失敗はして当たり前。
よく失敗したら「気をつけます」「意識を変えます」なんて言うんだけど、そんなのその場しのぎでしかありません。
失敗をした直後は気をつけるだろうけど、時が経てば人間誰でも危機意識が弱まってきますよね。そしてまた失敗をしてしまう。そしてまた「気をつける」の繰り返しなだけ。
さらに、失敗をしないように気をつけていたとしても、
- 他のことに気を取られていたり
- イライラしていたり
- 疲れていたり
で普段の自分が出せなくて、失敗してしまうことだってありますよね。
だから、「どんな状況・コンディションの時だって失敗をしない仕組み」を作っておくことが大事なんですね。
例えば私は物忘れが結構多い方なので、車通勤時は次のような工夫をしています。
- 財布を持たない。スマホで電子決済。
- 免許証はスマホケースにしまう
- 車の鍵と家の鍵はキーホルダーで一つにまとめておく
- 社員証は仕事用カバンから出さない。仕事用カバンは仕事以外で絶対使わない
これで毎日持っていくものを
「スマホ、家の鍵、車の鍵、財布、社員証、仕事用カバン」
から
「スマホ、家の鍵、仕事用カバン」
に減らすことができています。
流石に忘れないよね、っていう3つに他のものを集約できているからこそ、忘れ物が無くせています。
ごくたまーにスマホを家に忘れるんですが、車に乗った時にbluetoothが接続されないことで気づく仕組みができています・・・!
これが失敗をなくす仕組みです。
頼まれたことを忘れてしまう・・・
なら、頼まれた瞬間にスケジュール帳にやることを書き込むとか、
毎日入力しないといけないエクセルへの入力を忘れてしまう・・・
なら、パソコンのタスクスケジューラ機能で、パソコン起動時にエクセルが立ち上がるように設定しておくとか。
意外と失敗しない仕組みってのは作れるものです。
時間に余裕を持つ
何でも期限ギリギリになると焦って失敗が増えます。当たり前です。
何事にも時間には余裕を持って取り組んでください。
思いがけないトラブルや緊急案件が入ることを想定して、各仕事の所要時間は実力の1.5倍で見積もることをお勧めします。
いかにタスク管理するかが大事ということ。
タスク管理については色々記事を書いているのでよかったら見てみてください。
「タスク管理」がテーマの記事
第三者に事前確認してもらう
特に慣れていない仕事の場合、自分だけの判断では間違う可能性があります。
その逆で慣れているからこそ、気を抜いて失敗をすることもあります。だからこそ、自分のアウトプットを第三者に見てもらうのは有効。
客観的目線で見てもらえるので、おかしいところにはすぐ気づいてもらえます。
例えば説明資料を作成していて
- 「おかしなこと書いていないかな」
- 「ストーリが破綻していないかな」
- 「なんか不安だな・・・」
とちょっとでも感じたら上司でも同僚でも、書いた内容についてなるべく詳しい人にチェックしてもらいましょう。
手入力をしない
情報入力などの単純作業系でミスが多いあなたに聞いてほしい。
手入力するからミスるんですと。
手入力じゃなくて、なるべくコピペ(Ctrl + C→Ctrl + V)で入力していきましょうよ。
またはエクセルなら、マクロを組んで自動入力可能にすれば入力すら不要になります。
上で書いた、失敗をしない仕組みを作る話に近いですね。
まとめ:失敗から成長しよう
今回は仕事で失敗した時の切り替え方について書きました。
長く社会人生活をしていると、必ず失敗することがあります。失敗の大小はあるものの、誰しもが失敗を経験します。
でも、上で書いたように、ある意味失敗しなくなったら終わりなんですね。
失敗しないということはつまり変化のないぬるま湯に浸かっているだけの可能性。
あなたが今若手社員と呼ばれる立場にあるなら特に、たくさん挑戦してたくさん失敗してほしいと思います。失敗を未然に防ぐ方法も書きましたが、これは全て私が経験してきた失敗を糧に編み出した方法です。
失敗の経験が、失敗しないための近道なんです。
今回は以上です。