仕事で後輩からイマイチ信頼されてない気がする。なんかよそよそしいし。自分の後輩への接し方が悪いのかな・・・
こんな悩みを解決します。
入社何年かして、あなたにも後輩ができましたか?おめでとうございます。後輩を持つということは、社会人としての新たな経験のスタートですからね。
あなたが直接の指導役でなくても、後輩への接し方はめちゃくちゃ大事。
特に入社間もない後輩に対しては、
- 仕事に慣れさせること
- 自分に自信を持たせること
- モチベーションを維持させること
上記が非常に大事で、これらができたかできていないかで後輩の今後の仕事人生に影響を与えるといっても過言じゃないでしょう。、
そこで今回は、上記に反する行動と言える、「後輩へのNGな接し方」を5つご紹介。
特に次のような人は必見の内容です。
- 最近部下や後輩を持つようになった
- 部下や後輩が言うことを聞いてくれない
- 部下や後輩が自分に心を開いてくれない
自分が後輩にNGな接し方をしていないかどうかチェックして、後輩と良好な関係を築きましょう!
それが結果的に仕事の成果にも跳ね返ってくるはずです!
後輩へのNGな接し方5選
それでは早速、後輩へのNGな接し方を5つ挙げます。
後輩へのNGな接し方
- 対等な立場で接していない
- 普段からコミュニケーションをとっていない
- 相手より自分の話を優先してしまう
- 相手の良いところに目を向けられていない
- 後輩の存在をありがたいと思っていない
それぞれ詳しく解説します。
NGな接し方①:対等な立場で接していない
後輩へのNGな接し方一つ目は、「対等な立場で接していない」です。
「上から目線」は後輩のモチベーションを奪います!
先輩・後輩という関係性から、どうしても後輩を下に見た態度をとってしまう人がいます。そんな態度は後輩に簡単に伝わるし、何より後輩のモチベーションを奪ってしまうもの。
態度や話し方に限らず、「こいつは未熟だ」というスタンスで相手に接することもNGですね。
例えば、後輩が作ってきた資料や報告書に対して「粗探しをしてやろう」と少しでも思えば、その時点で対等な接し方とは言えなくなります。
後輩からすると、先輩・上司に意見する気力も無くなってしまう。
会社は学校ではないし、上司は先生ではないのです。
仕事は上下関係なく、みんなが意見を出し合ってより良い答えを出すのが自然な姿。それができなくなってしまうと、後輩は言われたことしかできない「指示待ち人間」になってしまいます。
対等な立場で接するためには?
対等な立場で接するための対処法として有効なのは、部下からも学ぼうという姿勢をとること。
自分より社会人経験が少ないとは言え、部下にも何か自分にない知識や考え方を持っているはず。
そこに気づいたら、聞いてみることをオススメします。
「これ教えて」とか「これどうやって考えたの?」とか。
人は目上の人から「教えて欲しい」と言われると、対等に扱われていると感じるものです。
対等に扱われていると感じれば、後輩は自分の意見を言えるようになります。
NGな接し方②:普段からコミュニケーションをとっていない
後輩へのNGな接し方二つ目は、「普段からコミュニケーションをとっていない」です。
「無関心」が一番辛い!
後輩には「自分のことを気にしてもらえている」という感覚を持たせることが大事。
その逆の「無関心」が一番辛いのです。
仕事の進捗確認などは半ば義務的に行うものであり、その関心は聞く相手自身ではなく、あくまで仕事の進捗。
これもやはりある意味相手自身に対しては「無関心」と言えます。
「無関心」が続くとそのうち後輩は「会社から必要とされていないんじゃないか」と思うようになってしまいます。
「必要ない」時のコミュニケーションを大事にする
「必要ない」時のコミュニケーションは部下のモチベーションを向上させるのに重要。
仕事上必要な時にコミュニケーションを取るのは当然だが、「必要ない」時にコミュニケーションを取れているか?
言い方を変えると、普段から後輩の行動を観察して、声かけやフィードバックができているか?
仕事の進捗確認や仕事の質問で話しかけるけど、それ以外はほとんど話しかけない、という人が多いのではないでしょうか。
トイレに立つ時など、ついでに何気なく後輩が何をやっているのか確認して、何気な〜く声をかけたりするのが結構大事。
何気ない声かけをされることで後輩は「自分のことを気にしてもらえている」と感じます。
「自分のことを気にしてもらえている」は、つまり「自分は必要とされている」という状態であり、仕事のモチベーション向上につながります。
「必要ない」時のコミュニケーションを意識して取るようにしてみましょう。
NGな接し方③:相手より自分の話を優先してしまう
後輩へのNGな接し方三つ目は、「相手より自分の話を優先してしまう」です。
「聞き役」になれているか?
後輩から相談された時を思い返してみましょう。
相談を聞いているつもりが気づいたら
「自分がずっと喋ってしまっていた」
なんてことはありませんか。
先輩である自分の方が知識も経験もあるから、どうしてもつい色々話してしまう。
「後輩のためにもなるだろう」という思いもあり、つい気持ちよくなって話し続けてしまう。
でも、相談におけるメインスピーカーはあくまで相談者。
後輩からすれば
- 「結局自分が優位に立ちたいだけなんじゃないの」
- 「この人は自分の話を聞いてくれない」
などと感じてしまいます。
こうなったら相談したくもなくなってしまい、先輩後輩の信頼関係を築こうにも築けません。
主導権を持っているのはあくまで後輩である
後輩から相談された時、しっかりと後輩の話にじっくりと耳を傾けることが大事です。
じっくりと耳を傾けるとはつまり
後輩が話している間、話を聞いて理解することのみに集中し、それ以外に何も考えないこと。
例えば後輩が話している途中で話の内容が理解できて、「次は何を言おうか」と考えてしまったら、それは自分が話すことを優先してしまっている状態。後輩の話を最後まで聞くことに徹して、内容を自分の中で咀嚼して、適切な回答をするようにしましょう。
そして、後輩が自発的に話すように促します。
「こうしなさい」と押し付けるんじゃなくて「どうするのが良いと思う?」とあくまで後輩に主導権を持たせる。
人の話を聞くのが苦手な場合は、仕事で人の話を聞くのが苦手なのは聞き方に問題あり?原因と対策5つをご覧ください。
NGな接し方④:相手の良いところに目を向けられていない
後輩へのNGな接し方四つ目は、「相手の良いところに目を向けられていない」です。
どんなに未熟な部下であっても、必ず一つは良いところを持っているはず。
良いところを見つけたら、素直に褒めましょう。
例えば
「いつも早く出社して偉いね」とかでも良いし、
「デスクの上が綺麗だね」とかでも良い。
また、どんな些細なことでも、進歩が見られたらそれを必ず褒めること。
例えば
- 「会議でよく意見を言うようになったね」
- 「説明がわかりやすくなった」
とか。
とにかく部下には自分に自信をつけさせることが大事。
自信は、成功体験を元に積み上がっていくものであり、一番身近な成功体験は、人に褒められることなんですね。
部下の良いところを自分から見つけて、褒めてあげるようにしましょう。
NGな接し方⑤:後輩の存在をありがたいと思っていない
後輩へのNGな接し方、最後の五つ目は、「後輩の存在をありがたいと思っていない」です。
後輩の存在は当たり前ではありません。
数ある会社の中から偶然同じ会社を選び、同じ部署に配属され、同じ場所で、先輩後輩・上司部下という関係で同じ時間を過ごす。
なかなかの確率だと思いませんか。
今先輩後輩の関係でいられることは奇跡的なことなんです。
そう思えば、自然と感謝の気持ちが湧いてきませんか。
実は感謝の気持ちを持つということが、後輩との接し方で必要な行動の全てであると言っても過言じゃありません。
自分の後輩でいてくれることに感謝の気持ちを持って日々を送っていれば、
自然と対等な立場で接することができるし、
普段からコミュニケーションを取ろうとするし、
相手の話を聞くことを優先しようとするし、
相手の良いとこに目を向けられるようになります。
まとめ
今回は仕事で後輩と接する上でのNG行動と対策について書きました。
良いチーム、会社を作っていく上で、後輩に対して今回書いたNG行動はくれぐれも取らないようにしていきたいです。
今回書いた後輩に対するNG行動は5つです。
NG行動①:対等な立場で接していない
上から目線はNG。後輩のモチベーションを下げる。対等な立場で接するようにしよう。対等な立場で接するには、「後輩からも学ぶ」姿勢を取ると良い。
NG行動②:普段からコミュニケーションをとっていない
「無関心」が後輩にとって一番辛い。仕事の進捗確認など事務的なコミュニケーションだけでなく、「必要ない」コミュニケーションを取るようにしよう。
NG行動③:自分が話すことを優先してしまう
後輩に相談された時などは、部下の話を聞くことに徹しよう。
NG行動④:相手の良いところに目を向けられていない
普段から相手の変化に機敏になり、良いことは些細なことでも褒めるようにしよう。
NG行動⑤:後輩の存在をありがたいと思っていない
今先輩後輩の関係でいれることは奇跡的なこと。後輩の存在に感謝して日々接するようにしよう。
今回は以上です。