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仕事は人と人との関わり合いで成り立つ。だからこそ、相手への気遣いが大事。でもあれ?あなたがやっているその気遣い、本当に相手のためになっていますか?
この記事はこんな人にオススメです
- 「仕事で気遣いできるようになりたい」
- 「他人への気の使い方が分からない」
この記事を読めば、人への配慮の方法がわかり、結果、人とより良好な関係を築き、仕事も円滑に進むようになります。
不要な気遣い
![不要な気遣い](https://workingjourney-blog.com/wp-content/uploads/2022/01/2-1.jpg)
先日こんなツイートをしました。
仕事は人と人との関わりで成り立っている。だから人への気遣いは大事。
そんなことはわかってます。
でも、思考停止で「気遣い」とされていることをやってしまっていませんか?
その気遣い、逆に相手を苛立たせてしまっているかもしれません。
苛立たせるまでいかないとしても、意味のない気遣いになっているかもしれません。
そんな「不要な気遣い」を5つ挙げていきます。
1.「お忙しい所申し訳ありませんが」
冒頭のツイートでも書きました。
この一文、仕事のメールで見たことない人はいないでしょう。
お願いメールの最後に8割方入っている「お忙しい所申し訳ありませんが」です。
一見相手の忙しさに配慮した親切な一文に見えるでしょう。見えるからみんな使ってるんだと思います。
でもよく考えて。
「お忙しい」ってみんな同じじゃない?
みんな忙しい中で、仕事をお願いしたり、お願いされたりしているわけです。
つまり「お忙しい中申し訳ありませんが」は当たり前のことを言っており、全く気遣いになっていないのです。
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気遣ってる風は出るんですよね。まったく便利な言葉です。
2.メールしたら電話
![](https://workingjourney-blog.com/wp-content/uploads/2021/09/johshi-300x278.png)
メールした後はすぐ電話しよう。メールだけじゃ気付かれないかもしれないから電話しよう。
よく言われませんでしたか?
メールが見逃されるリスクを考えたら一部理にかなっているとも言えますが、毎回やられると面倒くさいです。
確かにメールした後すぐ電話した方が良い時もあります。でもそれは緊急のとき。
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今すぐにメールを見てもらわないといけない時は、電話すべきですね。
つまり緊急以外はメールしなくても良いということ。
仕事では基本送られてきたメールは全部見ることが前提です。
3.気遣い残業
![](https://workingjourney-blog.com/wp-content/uploads/2021/09/senpaisyain-300x280.png)
後輩が頑張って残業しているし、俺もまだ残るか!
一見素晴らしい気遣いに見えますが、ちょっとやりすぎ。
残業は人のためにするのではありません。
その日やらなければいけないことを、定時時間内に終わらなかった場合に、残業代をもらってやるのが残業です。
残業する必要がないなら、さっさと帰宅した方が会社のため。
4.「お時間あるときで良いので」
「お時間ある時にお願いします。」
いや、お時間あるなら家に帰るんだが?という感じです。笑
忙しい相手を気遣っての発言かもしれませんが、忙しい人に「お時間」ができる事は基本ありません。
もし時間ができたとしても他のやるべき仕事はたくさんありますからね。
仕事はある意味、時間の奪い合い。
本当にやってほしいことがあるなら、変に遠慮せずに、はっきりと期限を伝えたほうが自分にとっても相手にとっても好都合です。
5.とりあえずお菓子
何か迷惑をかけたから、お詫びの気持ちとしてお菓子を渡す。
ジュースなど飲み物も然り。
何かしてもらったから、お礼としてお菓子を渡す。
これらは非常に良いことです。
相手がお菓子が好きなら。
- 相手は甘いお菓子が好きじゃないかもしれない。
- ダイエット中かもしれない。
こんな人達にお菓子をあげたら、ただの迷惑。
だから、相手に合ったお返しをすべきです。
個人的には、仕事のお返しは、仕事で返すのが良いと思います。
「あの時手伝ってもらったから、今回は俺がサポートしよう」
これが仕事におけるお返しのスマートな姿だと思います。
できるとよい気遣い
![できると良い気遣い](https://workingjourney-blog.com/wp-content/uploads/2022/01/3-1.jpg)
次に、できると良い気遣いを3つ解説します。
1.人を動かすときは相手へのメリットも示す
上で書いたとおり、人にお願いするということは、相手の時間を奪うことです。
相手に何かメリットがない限り、仕事とはいえモチベーションは湧きませんよね。
だからこそ、少しでも相手へのメリットも提示できれば立派な気遣いになります。
企業がアンケートを取る時、よく「サービスの改善のため」と言いますよね?
もしかして自分の意見が反映されて、より良いサービスになるかもしれない。つまりメリットが感じられれば、喜んでアンケートに答えるはず。
このように、メリットを明確にした上で相手にお願いするのがオススメです。
メリットがない場合
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お願いしたい仕事、どう考えても相手へのメリットがない・・・
そりゃあ、相手がやるメリットがない仕事も多いと思います。その方が多いかも。
そんな場合は、「お願いの目的」を伝えること。
- 何故そのお願いをするのか(理由)
- お願いしたアウトプットを何に使うのか(用途)
上記を示すことで、相手は「やる理由」を理解してくれ、モチベーションが上がります。
目的理解の大切さは「3人のレンガ職人」という有名な話で語られています。超ざっくり要約すると以下。
ある旅人が偶然出会った3人のレンガ職人に「何をしているのか」と声をかけた。
3人の答えは次の通りだった。
1人目(辛そうな顔):「レンガを積んでいるんだよ」
2人目(一人目ほど辛そうには見えない」「大きな壁を作っているんだよ。家族を養うためにね。」
3人目(楽しそう):「歴史に残る大聖堂を作っているんだ!」
仕事の目的を理解しているのはいうまでもなく3人目。目的を理解することが仕事のモチベーションにつながることを表す、良い話です。
2.相手の性格・特性に合わせた対応
一般的に良いとされている気遣いが、誰にとっても良い気遣いというわけではありません。
誰に対しても一辺倒な気遣いは気遣いとは言えません。
その人に合った気遣いが存在します。
例えば次のような感じ。
![](https://workingjourney-blog.com/wp-content/uploads/2021/09/johshi-300x278.png)
この間お願いした仕事の調子はどう?困ったことあったら何でも聞いてね。
順調です。ありがとうございます。(聞かなくてもちゃんもやってるよ・・・まだ締め切りまで1週間もあるし、困ったらこっちから相談するって。)
![](https://workingjourney-blog.com/wp-content/uploads/2021/09/senpaisyain_komaru-300x279.png)
上の例では、上司は部下のことをちゃんと気にかけることができています。
ただ、過度に気にされるのを嫌う人もいるんですね。
特に自分でどんどん仕事を進めることができて、報連相も自分から積極的にできるタイプに多い。
こういういわゆる「できるタイプ」は、干渉しすぎない方が本人の集中力維持のためにも良いといえます。
つまり、人をよく見て対応することが大事。
3.先を読んだ準備
車の運転と同じで、「だろう」ではなく「かもしれない」で動くと良い気遣いになります。
例えば次のような感じ。
相手は今日話す内容をよく知らないかもしれない →詳細説明できる資料を準備しておく
会議資料を忘れる人が居るかもしれない →資料を多めに印刷しておく
相手は今忙しいかもしれない →いきなり依頼せず、まずは相手の状況を聞く
こんな風に、常に先読みして行動することです。
せっかくした準備が無駄になることもあるでしょう。でも、「先回りして考えて行動した」事実は変わりません。いつかその行動が役立つ時が来ます。
まとめ:気遣う相手はロボットではない
![気遣う相手はロボットではない](https://workingjourney-blog.com/wp-content/uploads/2022/01/4-1.jpg)
最後にまとめです。
今日は職場でよく見る、パッと見良さそうだけど意味のない配慮・気遣いを紹介しました。
気遣う相手は十人十色の人間だっていうことを忘れてはいけません。
ロボットであれば
「月一回、油を差して・・・」
という定型動作で済むでしょう。
でも人間に当てはめて考えると
- 「毎日油が欲しい」
- 「年一でいい」
- 「油なんかいらない」
と人によってさまざまだと思います。
結局大事なことは「人を見て、その人に合った行動する」という一言に終始できます。
今回は以上です。
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