この間上司に「要領が悪い」って言われた。確かに自分は仕事が遅くて、仕事が溜まっていく一方だ・・・。原因を突き止めて要領の悪さを改善したい。
こんな悩みを解決します。
「要領が悪いせいで仕事がなかなか終わらない・・・私には仕事の才能がないのかな・・・」
上記のような悩みをお持ちのあなたに朗報。
実は、仕事の要領が良い・悪いは才能なんかではなく、「考え方や取り組み方の少しの違い」が差に現れているだけなんです!
だから、考え方と行動を少し変えるだけで、すぐに「要領が良く」なることができますよ!
今回は、仕事の要領が悪い人がやってしまっていること7つとその対策を解説します。
明日から対策を実践して、仕事が溜まるストレスから解放されましょう!
仕事の要領が悪い人の特徴7つと改善策
「要領が悪い」は、「非効率」な手段をとってしまっていると言えますね。
「非効率」の観点で仕事の要領が悪い人の特徴をピックアップしてみます。
要領が悪い人の特徴
- 何でも自分で解決しようとする
- 全ての仕事に全力投球
- 休めていない
- 残業でカバーしようとする
- ゴールが明確でない
- 道筋が明確でない
- オリジナルにこだわりすぎる
上記の通りになります。それぞれ詳しく解説していきます!
仕事の要領が悪い人の特徴1:何でも自分で解決しようとする
自分で何でも解決しようとしてしまう人は、考えを変えるべきです。
その姿勢そのものは素晴らしいのですが、誰でもできることや苦手な事まで自分で解決しようとすると、そりゃあ仕事が終わるはずがありません。
周りの人を頼りましょう。例えば、
- その単純作業、部下や後輩に任せられないか?
- そのデータ処理、得意な人の方が早く終わらないか?
などなど、振り返ってみると意外と人を頼った方が効率的に進むことが多いはずです。
もちろんあなたの会社での立場※にもよりますが、常に「この仕事は自分がやるのが一番効率的なのか?」の視点を持つことが大事ですね。
※例えば新人であれば人に仕事を任せることは難しいかもしれませんが、分からないことを積極的に周りに聞くことはできるはずです。
仕事の要領良くなるポイント1
「会社での仕事は個人ではなくチームで進めるもの」という意識を持って、積極的に人に頼ろう!
「どうしても人に頼るのが苦手・・・」という人は、次の2記事を読むことをオススメします。
仕事の要領が悪い人の特徴2:全ての仕事に全力投球
全ての仕事に全力で取り組んでしまう人は、仕事の要領が悪いと言えます。なぜなら、仕事には「適度に力を抜いて良い仕事」と、「全力を尽くすべき仕事」があるから。
サラリーマン生活を生き抜く知恵ですね。
力を抜いて良い仕事は、例えば次の通り。
- 社内向けの報告書作成
- 社内メールの体裁
- 社内で完結する資料の体裁
上記のような仕事は、会社の売り上げに直接的にも間接的にも貢献しません。つまり手を抜いて良い仕事です。
手を抜いて良い仕事に対しては、例えば今までかけていた時間の半分で終われるレベルで取り組んでみるのはどうでしょうか。
仕事の要領良くなるポイント2
クオリティが結果に影響しない仕事は、積極的に手を抜こう!
仕事の要領が悪い人の特徴3:休めていない
要領が悪い人は休むのが下手です。
「最近疲れているな・・・」
って時は誰しもあると思います。
疲れている時に無理して仕事をしても効率が下がるだけです。細かいミスが増えたり、いつもならすぐ終わる仕事に余計に時間がかかったりと、良いことありません。
要領の良い人は、調子の悪い時はスパッと休んでリフレッシュできます。
仕事の要領良くなるポイント3
「休む」を仕事の効率化の一手段として捉えて積極的に休もう!
周りに休む人が少なくても休みにくい・・・と悩む人は次の記事をどうぞ。
仕事中の休憩も大事です。適度に休憩を入れることで1日の集中力を維持することができますよ。以下の記事では、昼休み以外の明確な休憩時間がない人向けに、仕事中の休憩の取り方を解説しています。
仕事の要領が悪い人の特徴4:残業でカバーしようとする
要領が悪い人は、残業ありきで仕事の計画を立てがちです。
残業が常態化している場合は、もしかしたら残業が原因で仕事の効率が悪くなっているかもしれません。
残業は、夜遅くなるほど疲れがたまって、集中力が落ち、効率が悪化していきます。さらには寝不足で次の日のパフォーマンスにまで影響が出て最悪。
本来残業は、定時内で終わりきらず、かつその日にやらないといけない業務をやる時間。
仕事の要領良くなるポイント4
定時ベースで1日の計画を立ててみることをオススメします。
仕事の要領が悪い人の特徴5:ゴールが明確でない
仕事のゴールを明確にしないままスタートする、見切り発車的な仕事の仕方は要領が悪いですね・・・
仕事に取り掛かる前に、その仕事のゴール、つまりどういう状態になったらその仕事が完了したと言えるかを明確にしておくことが大事です。
例えば資料作成では、細部までこだわろうと思うといくらでも時間をかけられちゃいます。
体裁を整えたり、図表を入れてわかりやすくしたり、文献を引用したり、、、などなど。
でも求められているのがラフなアウトライン作成までだったら、上のような細部へのこだわりは全て無駄に・・・
仕事の要領良くなるポイント5
仕事に取り掛かる前に、仕事の依頼主とアウトプットイメージの詳細なすり合わせをしよう!
仕事の要領が悪い人の特徴6:道筋が明確でない
単発ですぐ終わる仕事なら良いですが、細かいタスクを積み重ねて一つの目標が達成される仕事の場合、ゴールを明確にするとともにゴールに至るまでの道筋を明確にしないのは要領が悪いと言えます。
ゴールまでの道筋を明確にするのには、ガントチャートが使えますよ。
ガントチャートとは次のようなものです。
上図のようなガントチャートを作成する手順は次の通り。
ガントチャートの作成手順
- プロジェクトA達成に必要なタスクを洗い出す
- 各タスクの必要期間とタスクの制約関係を明確にする
- 各タスクの担当を明確にする
- 各タスクのスケジュールを明確にする
- 上記を日単位スケジュールに書き出す
タスクの制約関係:タスクAとBが終わらないとタスクCに移行できない、などの工順制約
スケジュールの粒度は、プロジェクトの期間に応じて日単位・週単位・月単位・四半期単位などと使い分けます。
ガントチャートをメンバーと共有することで、最短距離でプロジェクト達成に向かうことができます。
仕事の要領良くなるポイント6
複雑な仕事ほど、ガントチャートでやること細分化&スケジューリングしよう!
仕事の要領が悪い人の特徴7:オリジナルにこだわりすぎる
何でも自分のオリジナルにこだわりすぎるのは要領が悪いです。
例えば資料作成に載せる図を作るとき。
先人の作った資料に同じような図があればコピペすれば良いのに、一から図を作り始めてしまうのは、明らかに要領が悪いですね。
人の作った図のセンスが自分の中でしっくりこなくて、一から自分のセンスで作りたくなる気持ちは凄くわかるんです。
ただ、図をコピペするのと、自分でつくるのとで得られる結果が変わるのかは意識すべきで、大抵はどちらでも結果は同じはず。
仕事は趣味ではありません。なるべく少ない労力で結果が出るよう動くべきなのです。
仕事の要領良くなるポイント7
パクれるものは積極的にパクろう!
まとめ:要領が良くなる手段を自ら選択せよ
今回は仕事の要領悪い人の特徴とその対策を解説しました。
「仕事を効率よく進めたい」
というのは誰もが望むことだと思います。
そのためには、自ら要領が良くなる手段を選択していくことが必要。
今回解説した対策を実践して、1時間でも早く仕事が終わることを願っています。
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