職場で自分の意見が言えない。イエスマンだから何でも受け入れてしまい、損ばかりしている気がする。言いたいことを言えるようになって、ストレスを溜めない状況をつくりたい。
こんな悩みを解決します。
職場で自分の意見が言えない原因と解決方法
「職場で自分の意見が言えない」
わかりますよー。私も入社して3年目くらいまではそうでした。
自分の意見が言えないってもどかしいですよね。
「自分は会社の役に立っていない」と考えてしまうこともあるでしょう・・・
今回はそんなあなたが自分の意見を言えるようになる方法を書きました。
自分の意見が言えない理由は、大きく分けて次の2つ。
自分の意見が言えない理由
- 意見が出てこない
- 意見はあるけど言えない
それぞれのパターンについて、原因と解決策を3つずつ解説します。
原因2パターン×3解決策で、計6つの解決方法になります!
パターン1:意見が出てこない
「意見が出てこない」原因は次の3つになるでしょう。
「意見が出てこない」原因3つ
- 前提知識が足りていない
- 疑問が出てこない
- 疑問は出るものの良い考えが浮かばない
どれか当てはまるのありましたか?それぞれ対策を見ていきましょう。
前提知識が足りていない
前提知識が足りていない場合は、意見など出てくるはずがありません。
「相対性理論について意見はあるか?」と言われても困りますよね。
まずは、意見を思いつくレベルまで、基礎知識をつけるところから始めましょう。
わからない所を人に聞いたり、資料を見たりして基礎知識をインプットします。これは意見を出すための最低条件。
疑問が出てこない
話の中身は理解できるんだけど、全然疑問が湧かない。
そんなあなたに、私が考案した今すぐ使える「疑問が湧くフレームワーク」をお伝えします。
意見を出す場は「会議」が多いと思うので、「会議」を想定しています。
「疑問が湧くフレームワーク」
それはズバリ今行われている議論に対して
目的地に向かって、正しい方向に、正しい進み方で進もうとしているか見極めること
です。
例えば、会社における「目的地」を「利益を上げる」こととしましょう。
今行われている議論は、「利益を上げる」ために、正しい方向に正しい進み方で進もうとしているのか?を考えるんです。
この話、会社の利益に全く繋がらないよ・・・
と思うなら、正しい方向ではないということです。この場合、実にならない無駄仕事が発生しかねません。意見として、議論の軌道修正を提案しても良いでしょう。
この話、利益にはなるけどこのペースだと目標達成まで20年かかるよ・・・
と思うなら、正しい進み方ではないということです。意見として、業務のペースアップまたは、方針変更の必要性を訴えても良いでしょう。
疑問は出るものの良い考えが浮かばない
疑問は湧くんだけど良い案が思いつかないから結局意見が出ない、なんて人は多いでしょう。
普段から色々なことに疑問を持ち、思考する癖のある人は会議や議論の場でも意見を思いつきやすいんですよね。
考える癖がついているんですね。
そんなの、その人の才能じゃん・・・
確かに才能の一種かもしれませんが、後から「思考癖」をつけることも可能なんです。
思考癖をつける方法の一つが、書籍「ゼロ秒思考」のメモ書き。
A4の紙とペンだけ、一日10分で出来る、思考力を鍛えるトレーニングです。
「メモ書き」を毎日続けるだけで、思考力が付き、以前より意見が出やすくなることは間違いありません。
良い考えが浮かばなくて悩んでいるあなたは、是非「ゼロ秒思考」を手に取ってみてください。
パターン2:意見があるけど言えない
「意見は思いつくんだけど、いざ言おうと思うと躊躇してしまう。」
意見があるけど言えない場合の原因は、主に次の3つになるでしょう。
「意見があるけど言えない」原因3つ
- 自分に自信がない
- 他人に気をつかいすぎてしまう
- 上司の顔色ばかり気にしてしまう
それぞれ詳しく解説します。
自分に自信がない
次のように考えていませんか?
- 「何か思いついても、自信がなくて発言できない。」
- 「みんな自分より頭が良いから、言っても論破されそう」
こんなふうに考え、せっかく良い意見だったかもしれないのに自分に蓋をしてしまう。
これではもったいないです。
自分に自信を持つには、「成功体験」が必須。
誰でも成功体験を手に入れて、自分に自信を持てるようになる方法を仕事で「自分に自信がない」「自分を出すのが怖い」の解決方法6つに書いたので、是非読んでみてください。
他人に気をつかいすぎてしまう
他人に対して必要以上に気をつかっていませんか?
- 「これを言ったら相手を傷つけちゃうかな・・・」
- 「場の空気を乱しちゃうかもしれない・・・」
普段のコミュニケーションにおいてはこの考えでも良いでしょう。
でも、こと議論においては「仕事を前進させる」ための発言が第一優先。
時には批判を恐れず意見を言うことも大事なのです。
思い切って意見したら、意外と共感してくれる人がいるものです。
相手「個人」を否定するような発言は絶対NG。否定するのは相手「個人」ではなく相手の「意見」です。ここは履き違えないように注意です。
上司の顔色ばかり気にしてしまう
「上司の評価が気になって、全然思い切った意見が言えない。」
こう悩んでいる人、結構多いと思います。
上司の顔色を気にする
↓
上司の喜ぶことをする
↓
上司の意見に従う
↓
自分の意見が言えない
上のような感じで、自分の意見が言えないループにはまってしまうんですよね。
こんな場合は、何が会社にとって一番大事かを考えます。会社は「利益」なくては存続できません。
つまり、見るべきは「上司」ではなく、「会社の利益」です。
極端な考えかもしれませんが、ここを意識するとしないとでは仕事の生産性が大きく変わってきます。
上司は会社の利益のために最適な発言を常にしてくれるとは限りません。
むしろ上司の評価は気にしないくらいが丁度良くて、自分のやるべきことを自分で見極め愚直に遂行する。上司の言うことが間違っていると思えば、遠慮せずに意見する。
これがサラリーマンとしてのあるべき姿だと思います。
あなたは上司のために今の会社に入ったのですか? そんなわけないはず。会社のため、ひいては自分のやりがいや実績を作るため、と考えて入社したんだと思います。 入社時の気持ちを思い出しましょう。 まさに「初心に帰る」です。
まとめ:自分の意見を言えなきゃもったいない!
最後にまとめです。
せっかくの会社生活、約40年。
意見を言っても言わなくても、もしかしたらそう変わらない40年かもしれません。
それでも、言われたことをやり続けるより、自分の意見で少しでも周りに影響を与えた方が楽しいですよね。
「どうせだったら、意見を言わなきゃもったいない!」
そのくらいの軽い気持ちでいたほうが、意見は言いやすいのかもしれないですね。
今回は以上です。
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