「周囲からの評価」は人間の本能的欲求。
評価一つで仕事のパフォーマンスにも大きく影響が出てくるでしょう。
- 「いつも仕事頑張っているのに、誰もみてくれない」
- 「うわっ、同期のあいつはあんなに褒められている。差がついちゃったのか・・・」
自分の頑張りが評価されないと、何のために仕事をしているのか分からなくなってきますよね。
そこで今回は、頑張っているのに評価されないと悩む人に向けて、仕事で評価されない理由と対処法を解説します。
周りの評価を手に入れて、会社生活を楽しめるようになりましょう!
仕事で評価されない理由と対策
それでは早速、仕事で評価されない理由を挙げていきます。
「頑張っているのに評価されない」人は次のような傾向があります。
仕事で評価されない理由
- 言われたことだけやっている
- 上司からよく思われていない
- 他に優秀な人がいて目立たない
- アピールしていない
- アピールのしすぎ
- 目標設定を高くしすぎ
- 八方美人になっている
- 上司の求める像にはまっていない
それぞれ詳しく解説し、対策を記します。
言われたことだけやっている
「仕事は全て期限内に終わらせているし、間違えたこともない。でもなんで評価されないの!?」
・・・実はその仕事、指示されてやっているだけじゃないですか?
つまり、言われたことだけこなしていても、評価には繋がらないということ。
新入社員なら、言われたことをできるだけでも褒められるかもしれません。しっかり仕事をするやつだ、と評価されるでしょう。
でもそれは、一定の水準を超えると「出来て当たり前」になるのです。
これからは、言われたこと「+α」ができるように心がけましょう。
つまり「自分で気づいてそれを仕事にする」を実践するのです。
例えば次の通り。
資料作成にて。指示されてまとめた情報以外に、あると参考になる情報はないだろうか?
参考情報を調べて資料に載せておこう!
慣習的に行われている無駄な仕事はないか?
無駄な仕事を無くす案を考えて提案してみよう!
必要だけど時間がかかる単純作業はないか?
どうすれば早く出来るか?マクロなどで自動化できないかも考えてみよう!
「そういえば言われたことしか出来ていないな・・・」との自覚がある人は、次の記事も是非ご覧ください。
上司からよく思われていない
評価する側だって人間。多少の好き嫌いで評価が揺らいでしまうのは仕方ないこと。
評価されたいのなら嫌われないように気をつけて行動しましょう。
だからといって、変に好かれようとしておべっかを使う必要はありません。評価のためだけの行動は空しいだけですから。
嫌われなければOK。
- 上司自身を否定するような発言をする
- 与えられた仕事に対して代案なしに文句を言う
これらは上司の機嫌を損ねるだけなので、絶対しないように心がけましょう。
他に優秀な人がいて目立たない
他に自分より優秀な人がいると、どうしても評価は偏るもの。会社での評価は「相対評価」なので、仕方がないことです。
こんな時、優秀な人の様になろうと頑張るのは得策ではありません。同じ様な人材が増えても結局目立たないだけなので。
だから逆に、優秀な人に無いもの・欠点を見つけて、そこを伸ばすことをオススメします。
「優秀なアイツは確かに仕事ができるけれど、忙しくなるとイライラしだす傾向がある。自分は、どんな状況でも冷静を保つように心がけよう!」
例えば上のような感じですね。
アピールしていない
残念ながら、大体の上司は部下の仕事を全ては把握できていません。
自分が頑張っているのに、上司は全く気づいていない・・・なんてこともザラです。
上司だって何人もの部下を抱えているし、自分の仕事だってある。1人のことを細かく把握する余裕はないのも仕方ないです。
だからこそ、自分の仕事を適切にアピールすることが大事。
適切なアピールというのは、
- 適切な場合に
- 定量的に
- 誇張せずに
するアピールです。
適切な場合に
評価が欲しいからと何でもかんでも報告しまくると、上司は鬱陶しいと感じて逆効果になることも考えられます。
具体的には、所属部署のノルマ・目標に影響を与えた時にアピールすべきです。
定量的に
「〇〇件完了」「〇〇%改善」など、数字を添えてアピールすると伝わりやすさが段違いです。
誇張せずに
誇張はせずに、ありのままの成果をアピールしましょう。上司は自分より情報網が広いので、誇張したことが後でバレてしまう可能性が高いです。
アピールのしすぎ
適切なアピールは評価に繋がりますが、アピールのしすぎは逆効果。
- 日々の行動を逐一報告
- 普通のことに色をつけまくって報告
- 他人の成果を自分のことの様に報告
成果を伝える以上に「評価してほしい」という気持ちが先行してしまうと、上司にも伝わるし、評価する気が失せてしまうので注意です。
目標設定を高くしすぎ
大小関係なく、口外する目標にはバッファ(余裕)を設けた方が良いです。
例えば資料作成にかかる時間など。
バッファ(余裕)が無い場合
〇〇の資料作成よろしく。どれくらいで出来そう?
1時間で出来そうです(厳しいかもしれないけど評価されるために頑張るぞ!)
・・・
資料作成終わりました(結局バタバタして1時間半かかってしまった・・・)
ありがとう(目標設定が甘いな・・・)
バッファ(余裕)がある場合
〇〇の資料作成よろしく。どれくらいで出来そう?
2時間あればできます(本当は1時間でできると思うけど、不測の事態を考慮しないとね)
・・・
資料作成終わりました(1時間半でできた)。
ありがとう(宣言した時間より早く出来るなんて、偉いな!)
結果が同じでも、宣言する目標によって人の評価は変わるもの。
どうせ同じ結果なら、余裕をもった目標設定を宣言して、目標超過達成と報告できる方が良いですよね。
八方美人になっている
常に周りに良い顔をして、依頼を全て引き受けていると、結果的に自分のやるべきことができずに評価が下がります。
残念ながら、会社の人全員から良く思われるなんて不可能。
例え8割方の人に良い評価を受けている人でも、2割は良く思っていない人がいるものです。その事実を受け止めて、みんなから良い人だと思われるのをやめましょう。
自分に課せられた仕事に集中するのみです。
上司の求める像にはまっていない
自分は良い仕事が出来ていると思っていても、上司の求める人物像にハマっていなければ評価されにくいです。
よく「上司の目線になって仕事をしろ」とか言われるけれど、そんなの上司の怠慢。
本当は上司が部下に「求める人物像」を提示すべきですが、されていないのなら上司との面談の機会などを利用して、こちらから「自分が期待されている人物像」を聞き出しましょう。
まとめ:結局は運・・・自分が納得できる仕事を
今回は、仕事で評価されない理由と対処法を解説しました。
ここまで書いておいて元も子もないのですが、評価は人が決めること。つまり少なからず評価者の感情に左右されてしまうわけで、結局は仕事の評価は運の要素が強いのです。
上手くいくかもわからない上司からの評価を気にし過ぎて仕事をしても虚しいし、疲れるだけ。だからこそ、上司の指示から逸れ過ぎない範囲で、「自分が納得できる仕事」を普段から心がけることが大事ですね。