皆さんは本を読んでいますか?今日本の社会人の半数以上が月1冊も本を読まないとか。つまりこれは月に1冊でも本を読めば、「本から得た知識量」という点で日本の社会人の半数以上を上回れるということです。
本を読むのは大事だとわかっているんだけど、なかなか読めないんだよな。ビジネス書ってとっつきにくいし・・・
今回はこんな人に向けて、100冊以上ビジネス書を読んだ私が社会人の読書方法をお伝えします。
読書習慣をつけるだけで日本の社会人の半数以上を上回れる
皆さんは本を読んでいますか?
ここでいう本は、小説やラノベではなく、ビジネス書のことです。
仕事で成果を出したいと思うなら、読書はした方が良いです。
本を書いている人は、その道のいわゆる成功者。ビジネス書なら、ビジネスの成功者。そんな成功者の何年も時間をかけ、 紆余曲折ありながら辿りついた格言を、たった1000円程度で知ることができるんです。
でも悲しい現実があります。この図を見て下さい。
これはオンライン書店の「楽天ブックス」が発表した、2018年の社会人の読書量の調査結果です。
これを見ると明らか、社会人の約6割が月一冊も本を読んでないんですね。
さらに、年平均で月一冊は読むけど、月二冊まではいかないという人まで合わせると全体の約75%まで登ることが分かります。
このデータから分かるように、日本の社会人は全然本を読まないんです。
このデータの中には小説なども含まれているでしょうから、純粋なビジネス書の読書量はもっと少ない値になるでしょう。
つまり、読書によって知識を取り入れるのが習慣になっている人は非常に少ないということ。
逆にいうと、、、
月一冊以上本を読めば「本から得た知識量」という点で日本の社会人の半数以上を上回れるということです。
これって凄くないですか?
今読者が習慣になっていない人も、少し読む気が出てきたでしょ?
少しでも成長意欲、向上心のある社会人にとって読書は必須中の必須ですよ!
読書習慣をつける方法
読書が大事っていうのは分かってるんだけど、なかなか読む気になれないんだよなー。
そうなんですよね。
なかなか気が乗らないのが読書、特にビジネス書を読むことなんですよね。
何冊か買ったことはあるけど、結局全部読みきれずホコリを被ってる・・・
わかります。
そこで、読書習慣がつけられない原因を6つ挙げてみました。
読書を習慣化できない原因6つ
- 小難しくてとっつきにくいから
- 途中で読むのを諦めてしまう
- 為にならなかったらお金が無駄になるから
- 時間がないから
- 紙の本を持ち歩くのが面倒臭い
- ついついスマホを見てしまう
普段読書をしない人、どれか1つには当てはまったんじゃないでしょうか?
大丈夫です。
読書習慣がつけられない原因別に、本を読める・読む習慣が付く読書法を紹介していきます。
原因①:小難しくてとっつきにくいから
確かにビジネス書というと、堅いイメージが強いです。
難しい言葉や漢字だらけで読みづらいというイメージもある。
確かにそんな本もありますが、とっつきにくいと感じている人は手軽に読めるビジネス書から徐々に慣れていくのはいかがでしょうか?
手軽に読めるオススメのビジネス書は「チーズはどこへ消えた?」です。
分量が他のビジネス書に比べて圧倒的に少ないし、物語ベースなのでとても読みやすいです。
しかも内容は深く、考えさせられるものばかり。
「チーズはどこへ消えた?」については、【書評】チーズはどこへ消えた?を読んだサラリーマンはどう動くべきかにて、サラリーマン目線のレビューをしていますので、気になる方はどうぞ。
原因②:途中で読むのを諦めてしまう
ビジネス書、何回か買ったことはあるんだけど結局最後まで読めずじまいなんだよなー・・・
ま、まさか、隅から隅まで全部読もうとしていませんか?
まあ、せっかくお金を出して買った本だから、もったいないと思って・・・
ビジネス書は小説と違って、一字一句漏らさずじっくり読む必要はありません。
しかも、例え全部読んだとしても悲しいことに
絶対に忘れます。
英単語帳を頑張って1周した後、最初のページに戻った時に全く覚えていないのと一緒です。
ビジネス書の場合は、全部しっかり読まなくてOK。
ここで私が実践しているオススメの読み方を2つ紹介します。
オススメの読み方1:気になるとこ読み
ステップ①:まず、プロローグ・序章は読もう
プロローグや序章は、「この本はこんな内容ですよ〜」とう概要紹介のページ。
掴みのページとも言えるので、著者も力を入れて書いているんでしょう、意外と核心をつく内容が多かったりします。
ここに割かれているページ数は少ないので、読んでおきましょう。
プロローグ・序章を読むだけで「読んでよかった」と思える本もあるくらいです。
ステップ②:そのあと、目次を見よう
次に目次のページを開いてください。
だいたい、第1章〜第〇〇章と並んでいると思います。
その中で、「自分の興味のあるワード」がないか探しましょう。
あればそれを読みましょう。
ここが今自分が必要としている情報であり、読むと頭に定着しやすいです。
オススメの読み方2:流し読みで気になる所にマーカー
オススメの読み方2つ目は、全体をさらーっと流し読みしながら、気になるフレーズがあったらマーカーや付箋を貼る読み方です。
電子書籍なら、ハイライト(マーカーを引く機能)しながらどんどん読み進めていけます。
この方法の良いところは、自分に必要な情報の取りこぼしがないところですね。
その分、「オススメの読み方1」より時間はかかってしまうのがデメリットですね。
原因③:タメにならなかったらお金が無駄になるから
まず社会人がビジネス書を読む目的は自己投資です。
自己投資のための本を買う「1000円、2000円が高い」という感覚を捨てましょう。
冒頭にも書いた通り、本はビジネスの成功者が成功に至るまでの数年、数十年で培ったノウハウです。
考え方によっては、数十年の時間を1000円ちょっとで買える、と捉えることもできます。
どうですか、急に本が安く思えるようになりませんでしたか?
本がそこまで高くないという感覚を持って頂けたと思いますが、 読んでみるとタメにならなそうだな・・・という本は確かにあります。
そんな本でも、少なくとも一文は「これは!」と思える文章があるはずです。
一文でも「タメになった」があれば御の字です。
でももし、このまま頑張って読んでも1つもタメになることが無さそう・・・という場合は
思い切って読むのをやめましょう。
もったいないという感覚は持たなくて良いです。
タメにならないと分かっている本を無理してまで読む「時間」の方がよっぽどもったいないです。
原因④:時間がないから
社会人は忙しいです。
平日は夜遅くまで仕事だし、本を読む時間なんて取れない。
でもこれを言っていると、永久に本を読むことはできません。
であれば、本を読む時間を作り出すしかない。
まとまった時間は必要ありません。
スキマ時間での ちょい読みを積み重ねればOKです。
例えば、
- 歯を磨いている時
- 通勤時間
- 昼休み
- 人を待っている時
- 風呂に入っている時
- 寝る前スマホを触る変わりに
こんな風に、思い返してみればスキマ時間はいくらでもあるはずです。
最近は本が聴けるアプリ Audible(オーディブル)という本の朗読サービスもあります。本を「読む」時間は取れなくても「聴く」時間なら取れる人にはオススメです。
通勤時間にもオススメですね。
原因⑤:紙の本を持ち歩くのが面倒臭い
紙の本って味があって良いんだけど、ちょっと扱いづらいんですよね。
家でじっくり読むなら良いけど、大概は出先の空いた時間で読みますからね。
特にビジネス書だと意識高い系のタイトルが多いんで、通勤電車で読むのが恥ずかしい、という声も多いと思います。
そんな人にオススメなのが電子書籍。
私は次の2つを併用しています。
- Kindleペーパーホワイト
- スマホのKindleアプリ
電子書籍に抵抗があるという人、私もそうでした。
確かに最初はしっくりきません。
でも大丈夫、ただの慣れの問題です。
電子書籍にはこんなメリットがあります。
- カバンの中でかさばらない
- 本を保管するスペースがいらない
- 購入したらすぐ読める
- 簡単にハイライトできる
- 暗い所でも読める
- 紙の本を買うより若干安い
こんなふうに、便利なことが多いので、すぐに電子書籍派に変われます。
原因⑥:ついついスマホを見てしまう
言わずもがな、スマホは恐ろしい中毒性を放っています。
どんな面白い本があったとしても
youtubeやゲームには勝てません。
活字を読むってどうしても脳に負荷がかかるんですよね。なので、無意識的に脳に負荷がかからないyoutubeなどをみてしまうんでしょうね・・・
だから、スマホを見れない環境を作ることが大事。
上で紹介した2つの電子書籍の内の1つ、「スマホのKindleアプリ」。
これは超便利なんですが、ついついYouTubeとかゲームをしてしまう人にはオススメできません。
そんな人にはやっぱり
Kindleペーパーホワイト
ですね。
これ本しか読めませんから。
人間、本しか読めない環境だと、読むんですよ。
そしてスマホは
- 電源をきる
- カバンにしまう
- 機内モードにする
これでいきましょう!
「読書するだけ」では意味がない
はあ、とりあえず一冊読めた。結構タメになることが多かったし、読んでみて良かったな。満足満足。
まさか、読んで終わりだと思っていませんか?
え?
社会人がビジネス書を読む目的は何でしょうか。
それは本を読むことによって
自分自身が成長して、仕事でもっと成果を出せるようになる
これだと思います。
つまり、
本を読んで自分が変わる、つまり自分の行動を変える
こうならなきゃ本を読んだ意味がないんです。
上の目的を達成する上で、「本を読んで満足」では本を読む前と何も変わっていないに等しいんですね。
読書した後すべきこと
言った通り、本を読んだ後自分の行動が変わらなければ読んだ意味がありません。
自分の行動を変える手順は次の通りです。
読書した後の行動手順
- 読んでタメになった内容を読み返す(付箋とかハイライトを辿って)
- 自分の実生活に当てはめて考え、「自分ならどうするか?」を考え、紙に書き出す
- 書き出した中で、明日の仕事から最低一つを実践してみる
「自分ならどうするか?」を考えるときは、なるべくシンプルな行動に落とし込んだ方が良いです。そのほうがすぐに実行に移しやすいので。
例えばビジネス書を読んで
「悩む前にまず行動せよ!」という言葉が気になったとします。これを自分の実生活に当てはめてみて
仕事のメールを打つ時によく、相手の受け取り方とか、敬語の使い方とか、「これでちゃんと伝わるかな?」とか考えて、メールを送るまでに時間がかかりすぎちゃうんだよな。
これからは、伝えたいことが一通り書けたら、思い切って送信ボタンを押すようにしよう!悩んでいる時間がもったいない。
万が一伝わらなくても、返信で指摘されるだけ。その時対応すればいい。
こんな風に自分の行動を決めて、次から実践するんです。
まとめ:社会人が読書習慣をつけるための方法6つ
どうでしたか?
社会人の半数以上は読書をする習慣がないので、読書をするだけで周りより圧倒的に成長することができます。
向上心のある人は、読書をしない手はないです。
読書が習慣づいていない人、今回書いた理由別の対策をみて、是非読書習慣をつけてくださいね。
そして大事なのが、社会人の読書はただ読むだけじゃなくて、自分の行動に落とし込むことが大事です。
簡単なことでも、一つでも良いので、本を読んだ結果、自分の行動を変えてみてください。
本を読む、自分の行動を変える。
これを繰り返すだけで、圧倒的成長につながることは間違いなしです。
うーん、読書が成長に繋がることは分かったけど、まだ読書のモチベーションが上がらないな・・・読書の効果がもっと具体的に分かればな。
そんなあなたは、読書は仕事に役立つのか?100冊以上読んだ筆者が実感した効果8つ を読んでみてください。きっと読書のモチベーションが上がると思います。