みんな大好きユニバーサル・スタジオ・ジャパン。略してUSJ。かつて低迷期にあったUSJの見事な復活劇を、現役サラリーマンである私がサラリーマン目線でレビューします。アイデア不足に悩むサラリーマン必見の書籍です!
この記事はこんな人にオススメです
- 「仕事で良いアイデアが浮かばない・・・」
- 「良いアイデアを生むための正攻法が知りたい」
- 「ビジネス書を読もうと思うけど堅い内容は嫌だ」
後、次のような人にもオススメです!
- 「USJの復活秘話が知りたい!」
- 「そう言えばUSJって元々ハリウッド映画のテーマパークだったよね?今は何でもありな感じになっているけどなぜ?」
低迷期にあったUSJのV時回復伝説
2021年、「スーパー・ニンテンドー・ワールド」がオープンして話題となっているUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」。
突然ですが、USJと聞いたら何を思い浮かべますか?
スーパーマリオ?
ハリーポッター?
ハロウィンのゾンビ?
ハリウッドザドリームライドのバックドロップ?
世界No.1ライドを7年連続受賞した4K3Dのスパイダーマン?
お子さんがいる人は、ユニバーサル・ワンダーランドかな?
多分ここらへんを思い浮かべるんじゃないでしょうか。
実はこれら、
これら全て、今回紹介する本の著者、森岡毅氏が発案・実行したものです※。
※スパイダーマンは、「4K3D化」を発案・実行。
・・・すごくないですか・・・?
森岡氏は、かつて低迷期にあったUSJを、見事V字回復させ、一時は東京ディズニーリゾートを超えるまでの来場者数に至るまでの成長を遂げさせた、超凄腕のマーケターです。
↓のグラフを見てください、エグい・・・
そして、今回はそんな伝説級のマーケター森岡氏による渾身の著者、「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」を紹介します。
「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」とは
この本は、森岡氏がヘッドハンティングされUSJに入社した2010年から、ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターを公開するまでの経緯が語られます。
中盤では数々の成功を納めた森岡氏による成功するアイデアの出し方についての解説もあり、ビジネス書としても十分読み応えのある内容。
USJの復活秘話を知りながら同時にビジネスを学べる、まさに一石二鳥の本です!
かつて「ハリウッド映画」のテーマパークとして認知されていたUSJ。
なぜワンピースや、モンスターハンターなどと大々的なコラボしたのか。
なぜゾンビが出現するようになったのか。
そして、なぜジェットコースターが後ろ向きに走ったのか。
その理由がこの本を読むと全て明らかになります。
誰もが知るテーマパーク、USJの復活秘話に、マーケティングにとどまらず、仕事を進める上で重要な考え方がふんだんに散りばめられています。
「後ろ向きに走る」ことを発想したきっかけが〇〇だったとはビックリでした・・・
読んだ感想
それまでの実績を買われ、2010年にヘッドハンティングされUSJに入社した森岡氏。
それまではあの巨大企業「P&G」のマーケターとしてその手腕を振るっていたそうです。
一時は1000万人を超える入場者数を誇っていたUSJは、この時700万人程度まで低迷していた。
この低迷をいかに復活させるか、これが彼の課題でした。
こんな課題に対し、森岡氏は目の前の問題を数学的かつ理論的に捉え、当たり前のように解決していきます。
もちろん解決までの道のりは泥臭く、様々な葛藤や苦労はしているものの、最終的には成功の確信を持って決断に踏み切ります。
その様は読んでいて気持ちいい。
この本における森岡氏の
- 問題解決能力
- アイデア発想力
- 交渉力
- 行動力
- 決断力
- そして情熱・・・
これらが遺憾なく発揮されており、がとても勉強になります。
森岡氏のような「マーケター」という職種でなくても、私のような一般のサラリーマンにとっても十分響く。
そして私が何より感じたのは、森岡氏の「目的意識の強さ」。
既存の枠にとらわれず、「入場者数を伸ばす」という目的に対しできることは何でもやる。
「目的意識を持つこと」。多くの社会人が実践できていないことだったりするんじゃないでしょうか。
本書を読んで取るべき行動
自分の頑張りは正しい方向(=目的)に向いているのか?を常に意識して日々の仕事に取り組む大事さを改めて認識。
頑張っているんだからきっと上手くいくはずだ。
この考え方はある意味危険。
頑張ることはもちろん素晴らしいことですが、それが目的とは外れたものであれば、いくら頑張っても成果はでないからです。
私たちサラリーマンは、日々の忙しさからつい「仕事をこなすこと」それ自体が目的となってしまいがち。
だからこそ仕事を始める前に
- この仕事の目的は何か?
- 今やろうとしていることはその目的を達成するために必要なことか?
これを自らに問いかけたい。
これをやるだけで、実は無駄だった頑張りに気づくことができ、必要な頑張りのみに集中できるようになる。
それはつまり成果を上げることに繋がるはず。
他にもビジネス書初心者必見!読みやすさで厳選したオススメ書籍5選でオススメビジネス書籍を紹介しているので是非見てみてください。