仕事でわからないことを「人に聞く」のが苦手。もっと気軽に人に聞くことができれば仕事もスムーズに進むのに。どうしたら人に聞くことに対する苦手意識を無くせるんだろう。
こんな悩みを解決します。
この記事はこんな人にオススメです
- 「仕事でわからないことを人に聞くのが苦手・・・」
- 「わからないことをわからないままにして失敗した経験がある」
人に聞くのが苦手な理由
「人に聞く」
一見簡単そうに見えて、いざ仕事となると苦手意識を感じてしまう人も多いと思います。
でも知っての通り、仕事は自分1人だけで進めることはできません。
わからないことを人に聞くのは避けられないことであり、苦手意識は無くしておかないといけませんね。
なんで人に聞けないのか。その理由を挙げてみます。
人に聞くのが苦手な理由
- 余計なプライドが邪魔する
- 恥ずかしい・気分が乗らない
- 聞くのが怖い
- 誰に聞けば良いかわからない
それぞれについて対処法を書いていきます。
余計なプライドが邪魔する
「無知だと思われたくない・・・」
相手が後輩だったら特にそう。
「先輩、そんなことも知らないんですか?」
こんなこと絶対言われたくないし思われたくない。
こんな思いが邪魔してなかなか人に聞けない・・・
人に聞くのが苦手な人には、こんな人もいるんじゃないでしょうか。
ただはっきりって、これは余計なプライドです。
断言します。
「知っていること」は偉いことではありません。
「知っている」だけでは何も起こりません。大事なのはその知識を使って「行動」することです。
この認識を履き違えてしまうと、プライドの高い人は
「自分は何でも知っていないといけない」
と考えてしまい、結果人に聞くことができなくなります。
自分の無知を恥ずかしがらず、先輩後輩関係なく人に聞きましょう。
「行動」のために自分の無知をさらけ出せる自分にプライドを持つんです。
恥ずかしい・気分が乗らない
話し慣れていない相手であればあるほど、人に聞く行為ってストレスのかかることですし、気分が乗らないってことはどうしてもありますよね。
そういう時はこう考えたらどうでしょう。
「今しか聞くチャンスがないんだ」と。
気分が乗らないからといって、人に聞くのを後回しにしてしまう。
でももしかしたらその後相手は会議や出張とかで席を外してしまうかもしれません。
後回しにすると、聞きたいことが聞きたいときに聞けず、自分の仕事が止まってしまうことになります。
相手の行動は予測できないので、聞けるタイミングで聞くのが一番なんです。
考える前に席を立ちましょう。
あれこれ考える前に、さっと席を立って聞きに行きましょう。考えだすと、どんどん聞きに行きたくなくなります。
それでもどうしても気分が乗らない、という場合は何かのついでに聞きに行くのがオススメです。
重い腰を上げてさえしまえば、意外とすんな聞きに行こうと思えるようになるものです。
トイレや自販機に行くついでや、行った帰りにふらっと聞きに行きましょう。
聞くのが怖い
人に聞きに行くこと自体が怖いと感じる人もいるでしょう。
怖いと感じるのは次のような理由です。
- 「そんなこと自分で調べろ」と言われたらどうしよう・・・
- 話がまとまらない・・・
- 聞きたい相手が忙しそう
それぞれ深掘りしていきます。
「そんなこと自分で調べろ」と言われたらどうしよう
調べれば自分で分かりそうなもんだけど、人に聞けばすぐ解決しそうな、微妙なときありますよね。
確かに自分で調べるのは大事。でも自分で調べられる範囲には限界があります。30分も1時間も調べては例え知りたいことが知れたとしても時間のムダです。
10分考えても答えが分からなかったら聞きましょう。
この10分ルール、私が1番影響を受けた本、「イシューからはじめよ」で紹介されている方法です。
聞く時は
自分で調べたんですが、見つからなくて・・・
と言えば「自分で調べろ」と言われることもないでしょう。
「話がまとまらない・・・」
報告が苦手な若手社員に告ぐ!6つの原因とその対処法を解説でも書きましたが、いざ話そうとするとあたふたして話がまとまらないことが多い場合は、事前にメモ帳か何かに台本を作りましょう。
台本には次を書き出します。
- 聞きたいこと
- 聞く目的
1は当然のこと、2の「聞く目的」を書き出すのが大事。
聞く目的とは、「聞いた情報を使って何をしたいか」ということです。
聞く目的がしっかり相手に伝わらないと、相手が答えを知っている場合でも求めている答えが引き出せない可能性があります。
例えばこんな感じ。
製品Aの過去の見積をもらえますか?
はい、どうぞ。
〜数時間後〜
意を決して先輩に製品Aの見積を貰いに行ったけど、あんまり参考にならないぞ・・・
一方で聞く目的がしっかりしていると、自分が聞こうとしていた以上に目的にマッチした答えが返ってくることが期待できます。
例えばこんな感じ。
製品Aの過去の見積をもらえますか?新製品Bの見積の参考にしたいので。
それなら、類似の製品Cの方が参考になると思うよ。製品Cの見積も渡しておくね。
聞きたい理由、背景をはっきりさせるとメリットが大きいのがわかってもらえましたか?
聞きたい相手が忙しそう
「聞きたい相手がいつも忙しそう。話しかけて怒られたらどうしよう」
こんな理由でなかなか聞けない場合は、聞きたいことの緊急度で出方を分けましょう。
「緊急」な場合
緊急な場合は相手がどんなに忙しそうでも聞きに行かなければいけません。
遠慮してはダメ。相手に多少嫌な顔をされたとしても、「聞くこと」を優先すべきです。
緊急なら忙しい相手も聞く耳を持ってくれるはず。
「緊急ではない」場合
聞きたい事がそこまで緊急ではない場合、様子を見ておく方が良いです。 相手が忙しくて、聞きたいことも緊急でないと、相手はしっかりとあなたの話を聞く余裕がないかもしれません。メールやチャットでも聞ける内容ならそれもありです。
誰に聞けば良いかわからない
「これは誰に聞けば良いんだろう・・・」
聞く以前に聞く相手がわからないパターンですね。
誰に聞けば良いかわからない場合は、身近な先輩や上司にまず聞いてみるのが良いです。
もしかしたら答えてくれるかもしれないし、答えがわからなくても先輩や上司なら自分より「誰が知っているか」を知っている可能性が高いです。
一人でわからずあたふたしているより、よっぽど前進します。
まとめ:仕事で人に聞くのが苦手なあなたに知ってほしい、具体的な対策6つ
今回は仕事でわからないことを人に聞くのが苦手な人に向けた対処法を書きました。
いかがでしたか。
人に聞く。もっと言うと「人から必要な情報を聞き出す」ことは仕事を進める上で必須のスキルであり、若手社員のうちに身につけておきたいものです。
今回の記事を参考にして、「人に聞くのが苦手」な状態から抜け出しましょう!
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