上司との関係を良くしたい。決して仲が悪いわけではないんだけど、本当は何考えているかわからないし、意思疎通が取れていない気がする。
こんな悩みを解決します。
仕事を円滑に進めるために、上司と良好な関係性を築いておくのは必須条件と言えます。
良好な関係性が保てず上司とのコミュニケーションをストレスに感じると
- お互いの認識がずれる
- 役割分担が不明確になる
- 間違った方向に進んでいても止められない
などなど、様々な場面で仕事に支障が出る可能性が高くなるので、そうならないためにも、今回紹介する上司との良好な関係性を築くために部下ができることを学んで実践してみてください。
上司との良好な関係性とは
まず「上司との良好な関係」とは何かを考えていきます。あくまで仕事を進める上での良好な関係ですよ。
趣味が合う、プライベートで仲が良い、等は仕事には関係ないので除外しますね。
筆者が考える上司と部下の関係が良好だと言える条件は以下です。
上司と良好な関係を築くための条件
- 仕事の目的を共有できていて
- お互いの性格を理解した上で
- 部下は上司を信頼し
- 上司は部下を尊重し
- その上でお互い本音が話せる
- 同時にお互いのモチベーションを考慮できる
それぞれ詳しく解説します。
仕事の目的を共有できていて
関係性以前の仕事を進める上での最低条件ですね。仕事の目的が両者で共有できていなければ、他が良くても意味が無くなってしまいます。
お互いの性格を理解した上で
お互いの性格を理解しているからこそ、相手の性格に応じた対応ができるためコミュニケーションのロスが少なくなります。
部下は上司を信頼し
部下が上司を信頼している状態とは、端的に言うと「報告・連絡・相談」を部下がストレスなく上司にできる状態です。
上司は部下を尊重し
上司も部下一人一人をを尊重することが大事だということ。特に、上司が「自分は偉い」という意識を持たないことです。あくまで上司・部下の関係は指示する・されるという業務上の役割分担の違いに過ぎないということを理解している状態です。
その上でお互い本音が話せる
上述の信頼・尊重関係があった上で、お互いが顔色を伺わないで接することができる状態です。
同時にお互いのモチベーションを考慮できる
部下のモチベーション管理も上司の仕事の一つだとよく言われますが、逆に部下の行動によって上司のモチベーションが左右されることだってあるのです。上司も人間ですからね。「高い給料もらっているんだから上司はある程度のことを我慢すべきだ」という考え方の人もいますが、それは勘違い。
上司と良好な関係性を築くために部下ができること
上述した、上司と部下の良好な関係を築くために、部下の立場としてできることを次に記します。
上司の立場としてできることは、良い上司とは?特徴10個挙げてみた!で解説していますので是非ご覧ください。
仕事の目的を聞き出し完璧に理解する
上司から新しい仕事を渡された時は、その仕事の目的を完璧に理解するまで聞くようにすべきです。多少しつこいと思われても構いません。目的の共有ができていないと、スタートから誤った方向に行ってしまい、後で多大な手戻りが発生するからです。
基本動作として、上司が部下に目的を伝えるべきなのですが、たまに端折ってしまう人もいます。そんな上司にも、あなたから目的の共有をしつこく要求されることで「目的を伝えることの大切さに気づいてもらう」という狙いもあります。
上司と部下の間で目的の共有が当たり前になれば、仕事はより円滑化されますね。
雑談には乗る
目的のない雑談は不要ですが、上司の性格や人柄を把握したいのなら雑談は有効です。思い切って話を振ってみるのも手ですね。
また、逆に上司から雑談が振られた時は、めんどくさがらず雑談に乗るようにすると良いです。上司も雑談を通してあなたの人柄を探ろうとしている可能性もありますからね。
報連相は積極的にする
部下から全然報告・相談されないと、上司は「自分って頼りないのかな?」と考えるかもしれません。つまり、上司のモチベーションを下げる原因になるので、部下は上司を信頼して積極的に報連相をすべきです。
報連相が苦手・・・という人は、次の記事を参考にしてください。
顔色を伺ってはいけない
「目上の人」だからといって上司の顔色を伺って話していては、適切なコミュニケーションができなくなります。時には部下から上司に意見をいっても良いでしょう。それができるのが良好な関係です。
ついつい上司の顔色を伺って自分の本音が言えない・・・という人は次の記事で解決方法を記しているので是非ご覧ください。
面談を有効活用する
上司と定期的に面談が組まれる会社では、面談の機会を積極的に活用しましょう。1対1で長時間上司と話せる機会なんて貴重ですからね。
仕事中とは違って、面談では突っ込んだ本音を言っても許される空気感ができやすいので、思っていることを話して、「自分の人柄を理解してもらう」ことも意識すべきでしょう。
「面談で何話せば良いかわからなくて、いつもなあなあで終わってしまう」という人は次の記事をご覧ください。
上司の良い所を直接伝える
上司だって部下から「良く思われたい」と思っているに違いありません。さらに「自分は管理職として適性があるのだろうか?」と不安に思っている上司も少なくないでしょう。
おべっかは良くないですが、上司に対して「スゴイ」と思えた時には、その気持ちを本人に直接伝えてみるがの良いでしょう。部下から良く言われれば上司もモチベーションが上がるし、管理職としての自分に自信が持てるはず。
上司のパフォーマンスが上がるということは、結果部下としてのあなたの仕事が円滑化されることに繋がるので、Win-Winですね。
まとめ
今回は上司と良好な関係性を築くための方法を解説しました。
まとめると、良好な関係性を築くために部下から上司へも積極的な働きかけが必要ということですね。
組織の関係性を良好にするのは上司の役目だろ!と思って受動的になっていても状況は好転しないので、面倒と思うこともあるかもしれませんが、仕事を円滑に進めるための手段だと思って、自分から意識して働きかけるようにすることをオススメします。