最近仕事で言われたことしかできていない気がする。俺って指示待ち人間なのかな・・・。
「指示待ち人間」
それはサラリーマンが絶対言われたくないであろう恐怖の言葉。
部下が指示待ち人間で困る・・。もうちょっと自分で考えて動いてくれれば楽なんだが。
あなたがもし部下を持つ場合、指示待ち人間の部下に悩むこともあるでしょう。1伝えたら2も3も動いて欲しいのに、最大で1のアウトプットという始末では悲しいですよね。
そこで今回はこれらの悩みを解決すべく、指示待ち人間の直し方を原因別に解説していきます!
自分、もしくは部下を指示待ち人間から超・主体的人間に変化させて、仕事の成果をバリバリ上げていきましょう!!
指示待ち人間になる3つの原因
指示待ち人間になる、言い換えると「主体的に動けない」理由は、大きく以下の3つに分けられます。
指示待ち人間になる原因3つ
- 主体的に動く「動き方がわからない」
- 主体的に動く動き方はわかっても「動けない」
- 主体的に「動かなくても良い」と考えている
それぞれ詳しく解説していきます。
指示待ち人間になる原因1:主体的に動く「動き方がわからない」
主体的に動きたいと思っているけれど、動き方がわからないパターンですね。
原因をもう少し掘り下げてみます。
「動き方がわからない」原因
- 自分で考えるのが苦手
- 仕事の目的を理解していない
- 疑問を持てない
それぞれ対策を示していきます。
自分で考えるのが苦手
「自分」の頭で考えるのが苦手な人は、主体的に動けず、指示待ち人間になる可能性が高いです。
でも実は、自分で考えるのが苦手なのではなく、自分で考えるのに慣れていないだけかも。自分で考えるための「土台」を作るだけで、指示待ち人間から脱却できるかもしれません。
✔︎「自分で考えるのが苦手」の対策
次の記事を読んで、自分で考えるための「土台」を作ろう。
仕事の目的を理解していない
仕事において自分なりの「気づき」を得ることが指示待ち人間から抜け出すための第一歩。
仕事の目的を理解していないと、言われた通りかそれ以下の仕事しかできず、もちろん気づきを得ることなんかできず、指示待ち人間になる可能性が高くなります。
仕事の目的を理解することで、今取り組んでいる仕事に対して
- やり方を変えた方が良いのではないか
- こんな情報を追加で調べた方が良いのではないか
などの気づきを得ることができます。
目的 − 指示内容 = 気づき
であって、指示された事を遂行する事が目的になってしまうと、気づきが生まれないというわけです。
✔︎「仕事の目的を理解していない」の対策
自分が部下の場合
仕事に取り掛かる前に、上司に目的を理解するまで確認しよう
自分が上司の場合
部下に仕事の目的を説明して理解させてから取り組ませよう
疑問を持てない
仕事に対して疑問を持てず、言われたことをそのまま受け取ってしまい、結果指示待ち人間になってしまう人も多いと思います。
「自分は疑問を持つ能力がないのかな・・・」と悩む前に、少し考えてみてください。
仕事でどんなに「自分は疑問を持てない」と思う人でも、日常で「今日の夜は何食べようか」などと考える事はあるはずです。(そりゃあ美味しいものを食べたいですからね・・・)
つまり何が言いたいかというと、疑問を持つ能力が無いのではなく、仕事に対して興味を持てていないから疑問が浮かんでこないのです。
やりがいの無い仕事に対して疑問を持つなんて至難の業。
仕事にやりがいを持つための方法は、何事にも自分なりのテーマを持つことです。詳しくは次の記事で解説しているので是非ご覧ください。
✔︎「疑問を持てない」の対策
仕事にやりがいがあれば、自然と興味が出て、疑問を持てるようになる。次の記事を読んで、やりがいを持つ or 部下にやりがいを持てるように促そう。
指示待ち人間になる原因2:主体的に動く動き方はわかっても「動けない」
上で書いたような主体的な動き方は理解しているけれど、行動に移せないが故に指示待ち人間になっているパターンですね。
もう少し掘り下げていくと、行動に移せない原因は次が考えられます。
「動けない」原因
- 勝手なことをやって怒られたくない
- 自信がない
それぞれ対策を示していきます。
勝手なことやって怒られたくない
「下手に動いて失敗したくないし。平穏に過ごしていたい。」
こんな考えの人は、いつまでたっても指示待ち人間のまま・・・
とはいえ、独りよがりに自分勝手な動きをすれば失敗する確率はあがるもの。失敗が怖いのなら、まず提案から始めてみましょう。
- 無駄ない仕事をやめられないか
- 仕事のやり方を変えられないか
- より良い方法はないか
上記のような観点で上司に提案してみます。提案できるだけで、立派な指示待ちからの脱却ですよ。ただ流れに身を任せて日々を過ごしている人とは一線を画します。
否定されるのが怖くて提案もできない・・・
上記のように、提案することに対して恐怖を感じる人もいるかもしれませんが、新しい提案に批判はつきもの。むしろ、全員が賛成する提案には新しさも価値も少ないのです。
もし自分の提案が誰かに否定されたら、「自分の提案は良い案なんだ」と考え、大手を振っていきましょう。
✔︎「勝手なことやって怒られたくない」の対策
自分が部下の場合
勝手に動く前に、上司に提案してみよう。提案できるだけで、立派な指示待ちからの脱却!
自分が上司の場合
部下からの提案は、例え的外れであっても真摯に聞いてフィードバックしよう。それが部下の指示待ちからの脱却に繋がる。
自信がない
せっかく良い提案が思いついても、自分に自信がないがゆえに切り出せず、結果的に指示待ちとなってしまうパターンもあると思います。
若手社員は自分に自信が持てない人が多いと思います。
それは成功体験が少ないから。
自分に自信をつけるためには、成功体験を積むしかありません。詳しくは次の記事で解説しているので是非ご覧ください。
✔︎「自信がない」の直し方
自分が部下の場合
次の記事を読んで実践して、自信を持てるようになろう。
自分が上司の場合
部下の良いところを見つけたら、褒めるようにしよう。それが部下の自信に繋がる。
指示待ち人間になる原因3:主体的に動かなても良いと考えている
最後は、主体的な動き方も行動力も持ち合わせているけれど、「動かなくても良いや」と考えて指示待ち人間になっているパターンですね。
正直、これが一番タチが悪い。
自分が指示待ち人間だと自覚していて、指示待ち人間を直したいと思ってこの記事を読んでくださっている人は、このパターンに当てはまるは少数かと。
一方で自分の部下に指示待ち人間がいる場合は、このパターンに当てはまっている場合も多いかと思います。
もう少し掘り下げていくと、次のような理由が考えられます。
「動かなくても良い」と考える理由
- めんどくさい
- 現状に満足している
それぞれ対策を示していきます。
めんどくさい
「主体的に動くのが大事なのは理解している。でも、めんどくさい・・・どうせ給料変わらないし・・・」
主体的に動くモチベーションが低下していて、敢えて指示待ち人間になることを選んでいるパターンですね。
「めんどくさいし、指示待ち人間と思われても良い」という人は、本記事を読んでいないはずで、大多数は「仕事めんどくさい。でも指示待ち人間とは呼ばれたくない。」という考えのはず。
そんな場合は、次の対策を取ってみましょう。
✔︎「めんどくさい」の対策
自分が部下の場合
改善提案は持っているけど自分から動くのが億劫な「あとは動くだけ状態」であれば、次の記事を読んで「動ける」ようになろう。
自分が上司の場合
部下が「仕事めんどくさい」状態に陥っている場合は、部下への接し方を見直した方が良いかも。次の記事を参考に、部下への接し方を見直してみては。
現状に満足している
「今のままが楽」と現状に満足してしまうのも、指示待ち人間になる理由。
そんな部下には、敢えて本人の経験のない仕事や、難しい仕事を任せてやる気を引き出すしかないですね。
そして大事なのは、任せる仕事をやることによる「部下にとってのメリット」を説明してしっかりと認識させること。
現状維持を望んでいる部下にとって、新しい仕事は害悪でしかないですからね。
- 「やれば全体が効率化されて、もっと仕事が早く終わるようになるかも」
- 「成功して売り上げアップすれば、外注化に予算がもっと回せて仕事がもっと楽になるかも」
のような誘い文句で新しい仕事に誘ってみます。
部下にとってのメリットを正確に捉えるためにも、部下に日常抱えている不満(現状維持を望むといっても多少の不満はあるだろうから)を面談などで聞き出しておくのも良いかもしれません。
✔︎「現状に満足している」の対策
現状に満足している部下へのメリットを伝えた上で、新しい仕事を渡すようにしよう。
まとめ
今回は指示待ち人間の直し方を解説しました。
今回書いたように、指示待ち人間になる原因には大きく3つあります。
以下にもう一度記しますね。
指示待ち人間になる3つの原因
- 主体的に動く「動き方がわからない」
- 主体的に動く動き方はわかっても「動けない」
- 主体的に「動かなくても良い」と考えている
指示待ち人間である自分または部下はどれに当てはまるのか、振り返ってみてください。