タイピングが遅くてメールや資料作成に時間がかかる。タイピングを上達させて仕事を効率化したい。
パソコンを使う仕事でタイピングが遅いのは致命的。今回はタイピングの上達方法を3ステップで解説します。
タイピングが遅いと残業が10時間増える!?
仕事の大半をパソコン操作に費やしている現代の社会人にとって、タイピングの遅さは仕事の遅さに直結します。
社会人にとってタイピングは必須中の必須スキルと言えるでしょう。
少しでも仕事を早く終わらせたいと思っているならタイピングを早くできるようになりましょう。
タイピングの遅い人と早い人にはどれくらいの仕事の速さの差が出てしまうかを簡単に検証してみます。
例えば、一日の仕事で4,000回キーを打つとしましょう。
タイピングが早い人は、大体1秒に4.5回程はキーを打てます。
対してタイピングが遅い人は、例えば1秒に1.5回程度しか打てないとしましょう。
4,000回キーを打つ時間にどれほどの差が生まれるでしょうか。
タイピングが早い人:4000÷4.5=889秒 タイピングが遅い人:4000÷1.5=2667秒 両者の差は1778秒。つまり約30分。
なんだ、一日30分なら大したことないじゃん。
侮るなかれ。
1か月換算すると、約10時間です(1ヶ月の勤務日数を20日とした場合)。
いつもの残業時間が月10時間変わってくるんです。
これって大きな差だと思いませんか?
タイピングを早くする方法3ステップ
それではタイピングを速くする簡単3ステップを解説します。
次の3ステップで進めていきます。
タイピングを早くする方法3ステップ
- タッチタイピングを覚えよう
- タイピングゲームで練習しよう
- 普段の仕事で実践しよう
それぞれ詳しく解説します。
ステップ1:タッチタイピングを覚えよう
まずはタッチタイピングを覚えるところから始めます。
タッチタイピングとは
正しい打ち方で、キーボードを見ずにタイピングをすることです。ブラインドタッチとも呼ばれます。
タッチタイピングをするために、まずは「ホームポジション」というものを覚えてきます。
ホームポジションは、すべてのタイピング動作の起点となる指の配置です。
画像のように、親指以外はキーボードに置く位置が決まっています。
各指が押すキーの範囲も決まっています。それが次の画像。
タイピングは、ホームポジションから指を動かしてキーを押し、ホームポジションに指を戻す、の繰り返しで成り立っています。
ステップ2:タイピングゲームで練習をしよう
ホームポジションとタッチタイピングがわかったら、タイピングゲームでひたすら練習です。
タイピングゲームはネットで調べればたくさん出てきます。
オススメは寿司打。謎の中毒性があります。
タイピングが遅い人は寿司打の3,000円コースをひたすらやりましょう。
3,000円コースは文字数が少ないのでやりやすいし、指の動きを覚えるには最適。
3,000円コースで6,000円以上のスコアを出すことができればタッチタイピングがかなり上達したとみて良いでしょう。
ある程度3,000円コースに慣れてきたら次は10,000円コースです。
10,000円コースでは、スコア12,000円以上を目標にしましょう。
我流タイピングではきっと12,000円達成は無理です。
「寿司打」こちらからどうぞ↓
ステップ3:普段の仕事で実践しよう
練習だけではなく、普段の仕事で実践です。
タイピングゲームは、やり込むと出てくる文字を覚えてしまいますからね。
やはり頭で考えた文章を早く打ち込めてこそ、真にタッチタイピングをマスターしたと言えます。
普段の仕事で使うタイミングからホームタッチタイピングを意識するようにしましょう。
最初は最初はうまくできずストレスが溜まるかもしれません。ただタイピング速度本当に向上させるためには避けて通れない道です。
タイピングをさらに速くするために
ここまでタイピングを上達させるための、いわゆる正攻法を紹介してきました。
ここからは、タッチタイピングを極める以外のタイピングを早くする方法を紹介していきます。
キーボードの配置を換えてさらに速く
「Change Key」などのフリーソフトを使って、自分の使いやすいようにキーボードの配置を変更します。
例えば「Ctrlキー」ってよく使いますよね。
でも、正直Ctrlキーって押しにくくないですか?キーの位置が微妙なんですよね。
よく使うキーは、押しやすいところに移動しましょう。
オススメは「Caps Lock」と「Ctrl」の配置変換です。「Caps Lock」なんてほとんど使いませんから、キーボードの隅にあっても全然問題ありません。
これでCtrlキーがかなり押しやすくなるはずです。
こうした少しの工夫でタイピングのスピードははさらに向上します。
「Change Key」はこちらからどうぞ↓
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/changekey/
単語登録でタイピング不要に
最速のタイピング方法は、「タイピングしなくても文字が打てること」です。
いくらタイピングが早くなったとしても、「単語登録」にはかないません。
仕事のメールなどでよく使う文章ありますよね。例えば
- ありがとうございます。
- お世話になっております。
- おはようございます。
- お疲れ様です。
- よろしくお願いいたします。
このような定型文は単語登録しておくことをオススメします。
例えば「お世話になっております」を「お」を読みとして単語登録すると、「お」と打てば「お世話になっております」と変換されます。
Windowsなら、[Ctrl]+[F7]キーで単語登録のウィンドウが開きますので、是非単語登録してみてください。
まとめ:タイピングは仕事を早く終わらせる手段の一つ
タイピングに慣れないうちは、どうしても慣れた打ち方をした方が早いと思いがちなんですよね。
でも我流のタイピング方法ではいずれ限界が来ます。
大丈夫。練習を続ければ、ある時を境にタッチタイピングが楽しくてたまらなくなります。
こうなれば勝ち。
タイピングが楽しくなるまで、ひたすら練習です。
はまりすぎない程度にタイピング練習に没頭しましょう。
気づいたらタッチタイピングはあなたのものです!
そして、ある程度上達してきたと思ったら、深入りし過ぎないことが大切です。
タイピングを極めようと思うとキリがないです。上には上がいますし。
だから、寿司打10,000円コースで12,000円を達成したなら、タイピングの練習はきっぱりやめましょう。
タイピングを早くするのはあくまで仕事を早く終わらせる手段の一つ。
仕事を早く終わらせるための記事は以下にもありますので是非見てみてください。
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